ぼちぼちと更新していければ

(毎週土曜日中の更新を目指しています)









記憶があるからむしろリーディング・シュタイナー?「人魚は笑わない」レビュー

さて、そろそろやるか……「人魚」を。人魚は大作なのでそううかうかと取り上げるわけにもと思ってなんとなく避けてきたのだが、漫画・アニメの「チート転生」「死に戻り」ブームがあるうちに取り上げておいたほうがよさそうなのでここいらで腰を上げることに…

「うる星」を乗せる音楽ジャンル

今やってるNHKの朝ドラは「カムカムエヴリバディ」といって上白石萌音が主演である。その番組タイトルの語源は昔のNHKラジオ番組「英語会話」の主題歌、「Come, Come, Everybody」かららしい(「証城寺の狸囃子」のカバー/替え歌)。「カムカムエヴリバディ…

今や国民食!! ラーメンと「うる星」

先日こんなものを買いまして。 “天下一品ラーメン”といえば京都に端を発するわけですが、当時の留美ックファンジン界の関西のほうでの中心地も京都だったように思います。重鎮と言われる方たちの中にはずば抜けて賢い方たちも多く、また行動力・活力という部…

「めぞん」は青春の幻影か!?

所用で自宅周辺をGoogleマップで見ていたら“マ・メゾン”という物件がいくつかあることに気が付いた。 言うまでもなく、連想するのはこいつである。漫画のほうではひらがなだったけれど。当時、僕は関西に住んでいて「マ・メゾン」なんていう洒落た名前の物件…

ハロウィンに乗じて「うる星」での仮装の話など…。

先日10月31日はハロウィンであった。新型コロナウイルスが影を潜め、積もり積もったうっぷんを晴らすため渋谷の街もたいそう密な賑わいだったらしい。屈託のない今の若い子はともかく、さんざんアニオタを馬鹿にしていたような界隈が自らコスプレに身を投じ…

ただいま臥せっておりまして…「めぞん」の病床シーン

少し前に、新型コロナのワクチン2回目を接種したのだが副反応で翌日は少し寝込んでしまった。病気でもないのに寝込んでしまうのはなんだか1日を無駄にしているようで割り切れない気持ちが強かったが、具合いが悪いという症状が実際に出ているので副反応も、…

「マイ・フェア…」のジェンダー問題!?

今週初めに一部でホットだったこの話題。 togetter.com 「マイ・フェア・レディ」はそもそも、「ティファニーで朝食を」と比べると我々世代でも、ぐんと人気がなかったように思う。「マイ・フェア・レディ」はヘップバーン人気よりもどちらかというとその“ス…

留美ック噂話~噂といっても僕一人ですけど

高橋留美子氏が米国の漫画賞を受賞したというニュース。 www.nikkansports.com ハーベイ・カーツマン氏のことは浅学で存じ上げないのだがコミック業界で最も権威のある賞、とされているので、そうなのだろう。アニメではなく、コミック・漫画の賞だからペー…

失われた“体育の日”に向けて。

明日10月10日は、高橋留美子氏の誕生日だ。旧体育の日とあって印象深く、毎年その日が近づくと律儀に思い出してしまう。ウン歳のお誕生日おめでとうございます、というよりはここまで作家活動を継続なさってきたことがおめでたいと言えるし、これからの一層…

メタ構造のエピソード うる星「あたるの引退」レビュー

この10月4日、総裁任期満了ということで菅総理大臣また菅内閣は総辞職となった。後任には自民党総裁選挙を勝ち抜いた岸田氏が就任することとなる。子どもの頃や若い時は、与党の総裁が総理大臣になる、という構造もよくわかっていなかったし、総理大臣がなん…

【閑話休題】レビューブログを書くということ

先週、ネット上でちょっと気になる話題があった。 ラーメン評論家の入店お断りしますラーメン評論家の方々とお会いしてきましたが、8割が私へマウンティングか言葉のセクハラが酷い人ばかりでしたそれもあり避けたら裏で中傷される始末うちにはマイナスしか…

引き裂かれた二人!? うる星「愛の行方」レビュー

梨の季節である。以前は二十世紀梨が比較的容易に手に入るところに住んでいたのだが、現在住んでいる東京ではほとんど店頭に並ばない。「うる星」にも梨の話があってどんだけネタに困ってたんだよって感じだが、まぁそれはいいとして「愛の行方」(20-3)の…

バンド解散の危機!?「宝塚への招待」レビュー(後編)

さてさっそく続きを始めよう。「宝塚への招待」レビューの2回目だ。 亜月くんはなんでカッコつけてるんだ?“憑依”などの心霊現象をバカにしている、と見るのが妥当ではあるが、寺まで来ておきながら自分だけ座らないのが解せない。真彦に対する反感もあるの…

すみれの花咲く頃…「宝塚への招待」レビュー(前編)

今期見ているアニメの中に「かげきしょうじょ!!」というのがある。以前からスポ根は好きなほうなので、「かげきしょうじょ!!」も女子たちが頑張っている姿がたいへん好ましい。彼女らは“歌劇”の世界を目指していて、物語中ではそれは「紅華歌劇」とされ…

異常気象も増えてきた昨今…「Lサイズの幸福」レビュー

高橋留美子の作品中、伝承もののスタンスでいちばんの大作といえば「人魚シリーズ」だろう。“人魚”というモチーフは、日本でも古来から語り継がれてきたようで、単なる“おとぎ話”とは違ってぼんやり信憑性のある話である。昭和期の漫画では、伝承もの、古潭…

囲われもの

高橋留美子氏のTwitterで、仕事場の蔵書が公開されているが小説ばかりで漫画の気配が少ない。いろいろと憶測するところもあるのだが、もしかしてこれ、“小学館以外の漫画単行本”を極力見せたくない意図だったりしないか?小説ならまぁセーフ、とか。そうじゃ…

「めぞん一刻」にお盆はあるのか?

お盆である。コロナのせいで帰省を自粛するよう言われているが国民の我慢も限界で、かといって羽目を外したら、災厄が降りかかるのは自分と、自分がどうしても会いたいと思ったその相手なのだから難儀なことだ。お彼岸と違って連休でもあるため、“お盆”は正…

台風シーズン到来! うる星「台風は楽し」レビュー

この週末は台風10号が接近する予定である。当初3つの台風がフォーメーションを組んでオリンピックを蹂躙しにやってくるといわれていたが、そこまでひどいことにはならなさそうだ。台風10号は、規模としてもさほど大きくはなさそうで、しかし夏季休暇に入る前…

暑中お見舞い! うる星「風鈴樹の音色」レビュー

夏なので連日暑い。オリンピックに配慮してか猛暑の報道はあまりないが、ここ一週間は雨だった日を除いて、ずっと最高気温30度越えだ。今日は35度まで上がるらしい。平日に会社の社屋で過ごす就業中は夏の暑さを意識することはあまりないが、週末自宅にいる…

土用の丑の日を前に・うる星「テンちゃん宙に浮く!?」レビュー

さて、三日後は“土用の丑の日”である。しかしネット民の皆さんならご承知のように絶滅が危惧されるウナギであり、にも拘らず将来性を考慮しない消費が繰り返されている日本のウナギ事情から、土用の丑の日にウナギを食べる、という行為が大手を振ってやるに…

『これで、完璧なのよ』めぞん「夏色の風と」レビュー

関東甲信越地方は昨日梅雨明けが宣言された。今日は気持ちのいい夏空だ。だがしかし東京は緊急事態宣言真っ只中で、昨年に引き続き、今年もプール遊びは見込めないし近県での海水浴も楽しめそうにない。せめて広い青空を満喫したいものだが越境しての旅行も…

バカ野郎そいつがあたるだ!!「面堂兄妹!!=その2=」レビュー

何週かに渡って取り上げている「面堂兄妹!!」、今週はアクションの冴える“ロミジュリごっこ” 部分だ。 雷を前フリに現れたラム。ヒロインAの登場だ。この絵が素晴らしい。左手の位置がいい。手のメガホンであれば両手が口元に来るが、顔を隠さないために左…

ホームドラマ的な面白さ 「面堂兄妹!!=その2=」レビュー

さて今週は「面堂兄妹!!=その2=」のレビューだ。了子はいろいろ催し物を企画するが、今回のエピソードが読みやすいのは、何かのイベントにロミジュリが内包されているのではなく、ロミジュリそのものがテーマなため、そもそものまとまりがよい/消化し…

作画の移り変わり的なことについて

高橋留美子氏のTwitterで、ネームと実際の原稿を並べて掲載された回があるのだが・午前0:30 · 2021年6月16日・午前0:13 · 2021年6月23日ネームのほうの作画が、よく見知った高橋留美子氏のバランスそのままだったので愕然とした。正直ショックである。という…

牛の歩みは遅うございますからな~。うる星「面堂兄妹!!」レビューその2

さて前回に続いて「面堂兄妹!!」(12-8)のレビューをしていこうと思う。 了子のガイコツマスクを幽霊騒ぎにして2P以上にわたって引っ張るのは、いくらなんでも大げさすぎるのだが、牛車で妖怪というと「朧車」というのがたいへんメジャーらしい。「朧車」…

終ときて了! うる星「面堂兄妹!!」レビュー

面堂了子というキャラは「うる星」がマンネリになると出現するという、まさに“助っ人”でありながら、彼女が登場する話はマンネリになるというよくわからんキャラである。キャラの役どころも確立していることから“準レギュラー”なことは間違いないのだが、ど…

Twitter開設なう。

2021年6月1日に、高橋留美子氏がTwitterを開設された。個人のアカウントというよりは仕事用の公式アカウント、という色調が強い。るーみっくプロダクションではなく担当編集者が担っているようで宮崎駿氏と鈴木敏夫氏のような感じだろうか。おそらくは小学館…

どさくさ紛れに何やっとんじゃ!「戦国生徒会」レビュー

さて「戦国生徒会」の後編はななこ の怒り顔から。 留美ック初期に多用(?)されたこの作画、「戦国生徒会」が掲載された時期にはあまり描かれなくなっていたように思う。往年のギャグ漫画を彷彿させるステロタイプの作画だが、ちょっとほっとするような、…

ノンポリ真田くん奮闘記!「戦国生徒会」レビュー

このところ連載長編のレビューが続いていたので今日は「戦国生徒会」を取り上げます。1回でまとめるのは無理かな~。「戦国生徒会」というタイトルは角川映画「戦国自衛隊」からのインスピレーション、というのは疑いのないところだろう。 掲載誌の表紙を飾…

GO TO !? うる星やつら「幼児たちよ、大志を抱け!!」レビュー

先週は「ああ、子どもの日は恐怖じゃ!」をレビューしたので、今週はその後編のうる星「幼児たちよ、大志を抱け!!」(9-1)を取り上げようと思う。しかしほんとにアニメの方(「秋の空から金太郎!」と「たくましく生きるんやっ!」)はひどかった。“おバ…