ぼちぼちと更新していければ

(毎週土曜日中の更新を目指しています)









【閑話休題】レビューブログを書くということ

先週、ネット上でちょっと気になる話題があった。


元アイドルのラーメン店主による、
ラーメン評論家への決別宣言と、その波紋である。

news.yahoo.co.jp

anond.hatelabo.jp


僕がやっているこのブログも
レビューと称し、
作品に対して勝手に優劣をつけている。

自分の好きなものに対して一席ぶちたい、
あれこれ語りたい、というのは
オタのやめられない所業だと思うけれど。

クリエイティブの人たちの中には
自分のエゴサをしないだけではなく
SNSを一切見ない(傷付くから)という人も
結構いるみたいだが、
僕のこのブログも
もしかしたら暴力的かもしれず、
大人として考えなくてはならないところである。

基本的にはこのブログで扱う作品は
過去のものとなっていて、
だからそこにまつわる影響は
あまり大きくないだろうとは思っている。

昔の作品を肴に、
居酒屋でおっさんがクダを巻いている、
そういうイメージなのだ。

僕自身は漫画制作に関与しない
ただの市井の素人で、
だから上の記事にあるような
自分が何者かとして作品に関与する、
そんなことを夢見ていたりとかは
していないつもりなんだけれども。

もっとも、関与を望んでいないということは、
それによって作品がよくなることを
望んでの発言ではないということでもあり、
じゃあ何のためのブログなのかというと
これはもうただ単に
自分が気持ちよくなるためのブログに過ぎない。

ファン活動といえば聞こえはいいけどね。

なんだろうなぁ。
評論家ぶってるつもりはなくて
ネットの隅っこであーだこーだ書いてるだけ、
という自覚はあるんだけどなぁ。

ただファンといってもさ、
(当時)毎週サンデー買って、
単行本買ってたとしても
作者本人に還元される利益なんて
数円から数百円っていうレベルだっただろうし。
「うる星」「めぞん」あたりのムーブメントを
盛り上げた一員としては
ほんのちょっぴり貢献もしたかもしれないけれど
それにしたって金額でいえば、
僕一人の貢献なんて
たかがしれているだろう。

ファンっていっても、
数がまとまってこそのファンであって、
そのまとまった数を構成する
一員であったとしても、
一人としての僕は、取るに足らない存在だ。
偉そうな口などたたくべきではない。

偉そうな口はたたくべきではないけれど、
ファンゆえに何でもかんでも肯定するのではなく
いただけないことには
いただけない、と言うということも……、

ファンの矜持とかではなくて、
一オタのちっぽけな権利として、
行使させてほしいなぁ。
そう思っています。

でももういい歳だし、
甘えのない態度で臨んでいかないと。
自戒します。