今週初めに一部でホットだったこの話題。
「マイ・フェア・レディ」はそもそも、
「ティファニーで朝食を」と比べると
我々世代でも、ぐんと人気がなかったように思う。
「マイ・フェア・レディ」は
ヘップバーン人気よりも
どちらかというとその“ストーリー”を
持ち出されることが多かったように思うし、
だからこそイライザよりもヒギンズ教授のほうが
引き合いに出されることが多かったのではないか。
togetterでは「じゃじゃ馬ならし」、
「マイ・フェア・レディ」「プリティ・ウーマン」、
そして「源氏物語」と語られているが、
我々であればやはりここに「レディー竜之介!」を
入れないわけにはいきますまい。
いやー、ちょっとアレだな、うん、アレだ。
原作からしてジェンダーフリーの問題を
正面から高らかに歌い上げている竜之介なのに
彼女に「マイ・フェア・レディ」をやらせてしまう、
というのがもうアレですよ。
このエピソードは全編通して押井節炸裂で
こういったパロディに持っていくのは
得意技なんだろうけど。
そもそも温泉マークというのがきっついよな。
逆にエロいわ(ゴブリン的な意味で)。
冗談はさておき、竜之介がドレスを着て
しゃなりしゃなり歩いた時点で
彼女はいろいろと“達成”してしまうわけで、
だからそういうのは“禁断のネタ”のはずなんだけど
どうなんですかねぇ。
竜之介本人のアイデンティティーに関係なく
玩具にされているともいえ、
まぁ確かに“消費されている”わけで。
あまり肩を持てないエピソードだったかな。