新年あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします。
元旦早々「うる星」再アニメ化という
どぎついニュースが流れてきて、
この正月はまんじりともしなかった。
今年2022年の干支が“寅”であることは
もちろん認識しており、
だから年始の挨拶にもラムを絡ませようとか、
そういうささやかな想いはあったのだが、
そこに突然、メガトン級のパンチを
食らったような心持ちである。
「どうしよう、どうしよう」と気ばかり焦るのだが
どうしようといったって仕方がないし
何ができるわけでもないのだ。
それはわかっているのだが矢も楯もたまらず、
「どうしよう、どうしよう」と
ぶつぶつ言い続けた正月だった。
僕自身はアニメ「うる星」のリメイクに対して
結構肯定的である。
以前の記事で、
「無彩限のファントム・ワールド」のルルのように
現代のアニメ技術でのラムを見てみたいと
書いたこともあった。
しかし時代の変遷が、「うる星」のリメイクを
困難にしているだろうとも思っており、
だから再アニメ化を夢見てはいるものの
半ば諦めているような状態だったのだが
そこを暴力的に叩き起こされたので、
気が動転して
いつもでも落ち着かないというわけなのだ。
公開された内容はあまり多くはない。
ラムの新しいキービジュアルと短いテザー動画、
あたるとラムのCV紹介及びキャラ紹介用の立ち絵、
そして製作スタッフの一部紹介というところだ。
そのKVがまた、ありゃまぁという感じで
いろいろと思うところがあったのだが
それは後日改めて書く。ちなみに大好きである。
だが同時にこれは言い逃れできんやろ、とも思う。
番組は4クールという長大なスケールで
放送されるとのことで、
勝負に来たな、と思った。
一連の政権批判やコロナで有耶無耶になった
「クールジャパン」をここでやりに来たのか、
そんな気もする。
そう考えると、
原作者のハーベイ賞受賞も説明が付く。
小学館創業100周年の記念事業として
ひと旗揚げにいったのかもしれない。
まさか国費は入っていないと思うが
今後何かにつけてマスコット化していくようなら
この「うる星」を見送ってしまった営利企業は
歯ぎしりして悔しがるべきだろう。
今回のニュースを受けて、
案の定、“うる星”ジェンダー論が
一部で巻き起こった。
このブログがHatenaブログであることからも
お察しではあるのだが
僕もそれらの記事はほとんど読んだ。
怖いから触りにいかないけど。
ポリコレ的にも大きな問題を抱える“うる星”だから
どう料理していくのかは実に興味深い。
竜之介問題もさることながら、
テンは火を吐くのか(そして人を黒焦げにするのか)
友引高校の制服のスカートは膝上なのか、
楽しみでしょうがない。
願わくば、昭和のエピソードにはしないで
令和のエピソードにしてほしい。
期待しております。
よろしくお願いいたします。