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コスプレ写真集

コスプレーヤーのえなこさんが
高橋留美子作品のコスプレをした写真集が
9月に発売されるらしい。

natalie.mu


えなこさんは綺麗な顔立ちをしていると思うけれど、
いままでのコスプレ写真を見ていると
必ずしもそのキャラクターに相応しいとは限らず、
SNSなどのコメントにあふれる讃辞も
「えなこさんは何やっても素敵」的な、
えなこさん寄りの評価が目立つように思う。

それはえなこさんに対するファン活動であり、
尊重したいと思うけれども、
そこで発せられる「素敵」という言葉が
ラムちゃんのコスプレとして素敵」なのか
「えなこさん素敵」なのか
あやふやになっているところは、
“ラムのコスプレ”に対する審美眼しか
持っていない僕なんかにしてみると
忸怩たる思いがある。

たぶんだけど
えなこさんありきの企画なんじゃないかなぁ。

それに対して小学館が、
自社の有力IPとコラボしたらどうでしょう、
なんていうのはもう、
ありがち過ぎて書くのもためらわれるぐらいだ。

100周年を機に、
IPビジネスを充実させたいだろうし。

であれば小学館コミックの人気キャラを
いろいろ出せばいいんじゃないかと思うが
それは権利関係がめんどくさいし
何かあった時にややこしいし。

高橋留美子氏の作品でまとめておけば
一元管理できるし名目も立つし。


さて上記ニュースなどで使われている
告知画像だが……

エディトリアルとアドバタイジングの差があるので
あまり言うのもかわいそうかもしれないが
もうちょっとがんばってほしかった。

カメラマンさんはamana出身のバリバリの人だから
そこは問題ない、というか
氏のサイトの作品を見れば、
本気出したらもっといけるというのはすぐわかる。

主に問題はスタイリングとレタッチなんだけど
スタイリストとレタッチャーが、
るーみっくに精通しているはずはなく、
だからその責任はディレクションにあるのだ。

えなこさんの拘束時間の問題もあっただろうし、
制約が多かったことは想像できる。
何より予算が少なかっただろう。

もしかしたらディレクターは
与えられた条件以上に頑張ったのかもしれない。

そういう点では、批判の持っていきどころは
予算編成した部署なんだろうけどね。


逆に、どんな仕事してるのか、怖いもの見たさで
この写真集買いたくなってきたわ。