ぼちぼちと更新していければ

(毎週土曜日中の更新を目指しています)









「人妻あばれ旅」レビュー


あけましておめでとうございます
2023年も るーみっく おーるど を
どうかよろしくお願いいたします


晦日、元旦と土曜日曜だったのですが
お休みをいただいておりました。
告知もしなかったのですがお許しください。


新年最初のブログには何を書こうかと
考えていたのですが、
明るい話題がいいかなと思ったので
「人妻あばれ旅」のことを書きます。


アニメ令和「うる星やつら」第12話Bパート
「ふたりだけのデート」より
「人妻あばれ旅」のレビューです。

最初に個人的な感想をいうと

よく がんばりましたね

という感じでしょうか。
これは茶化しているのではなく、
わりと心からそう思っています。

とりあえず令和「うる星」で
あの音声を流したのはチャレンジでした。

しっかり“下品”でしたからね。

視聴者が見たドライブ、太巻き、水族館が
サクラやラム、あたるが見たものと
同一かどうかはわからないところであり、
もしかしたらメタ次元での暗喩かもしれませんが
(つまり彼らはもろピンク映画を見ている)
(そして「あたるの引退」のラストからみるに
そういうやり方は令和「うる星」的にアリらしい)、
どのみち逃れようもなく下ネタでした。

『小さい子供と一緒に見ていたけれど
画面がトボけてたからセーフでした』とか正気か?
その子供が幼稚園や保育園で
「イクイク」「太くて入んない」って
まくし立てても平気なのか?

いや完全にアウトでしょ。
ただテン登場回なだけに、世の子供たちを
クソガキ化させる作戦なのかもしらんけど。


だからこそ、視聴者を選別したという意味で
“よく がんばりましたね”。

そんで、その内容を
エロチック方向ではなく
下品方向(「やる気まんまん」的な)に
持ってったのが大変興味深い。

匿名掲示板である“5ちゃんねる”では
結構そのものズバリな話がされているけれど
Twitterで検索するとそのほとんどで
「人妻あばれ旅www」程度の
自身のタイムラインの品格を損なわない言及しか
されていないのがその表れかと思います。


エロアニメはたくさん放送されているし、
女の子がアンアン喘ぎ声出しているアニメも
山ほどあるけれど、
恋とかラブに逃げられない、
下品な下ネタをやったという点で
がんばったなと。

下品な下ネタを可愛い女の子が言っちゃうアニメ、
も結構あるけれど、
それって結局女の子に言わせて喜んでいるわけで、
萌えアニメの目的とも一致していると思うのです。

しかるに「人妻あばれ旅」は
誰の性欲も満たさない(笑)。

なのにあれだけの音声を、
嫌われるリスクを負いながら流したというのが
たいへん興味深い。

視聴者をふるいにかけた感じはすごくしました。


で、僕としてはわりと喜んでます。

原作のあのシーンの面白さの再現は
正直できていなかったなと思いますし
キャラの表情や空気感など、
どれをとっても満足いくものではないですが
今回の「人妻あばれ旅」は
「こういう下品なのが好きなんでしょ?」ではなく
「僕ら本当はこんなに下品なんです!」という
やけになった、あーもうどうにでもなれ的な、
制作スタッフがいきなり裸踊りを始めたような
感じがします。

だから僕としても
「えーぞえーぞ、やったれやったれ!」
と囃すしかないなと。

そうっすね、今回の「人妻あばれ旅」の映像って
女の裸云々というよりも
永井の豪ちゃんがポコチン出して
踊っているのに近い。

愛の野球場」と似てますかね。
あれ聞いて、男は下世話にニヤニヤして、
女はプンスカ怒る、という感じの。

愛とかラブとかないもんね。

素っ裸で踊った奴には
「よかったぞ!」っていってやらにゃあね。
〈おしまい〉