ぼちぼちと更新していければ

(毎週土曜日中の更新を目指しています)









SNS や、“あたラム”など


アニメ令和「うる星」のおかげで
日々いろんな人の Tweet を拝見しています。

#(ハッシュタグ)で追いかけると
未知のついったらーに出会える半面、
あまりに量が多すぎて
埋もれた良 Tweet を見逃すことも増えるので、
ここしばらくは、
僕と志向が合う人がしてくださるリツィートを
眺めていることが多いです。


先日、こんな騒ぎがありました。

https://togetter.com/li/2045902



いやー、これ宮崎事件とかの際に
留美ックにどっぷりだった人だったら
触りにいかない案件でしょう。

だって、綺麗なものと誤解されてた方が
好都合ですやん。
脛に傷を持っているのに
わざわざ開示しにいく必要ない気がしますなぁ。

身内フォロワーに向けて
狭い範囲のおしゃべりをしたつもりが
togetter に拾われてしまった方も
いるとは思いますが、
まぁとにかくこんな場面で承認欲求満たしても
何一つプラスにはならない気がします。

政治的な話で
その内容に異議を唱える一環としてなら
わからんでもないですが、
その場合でも
先方が出した例示が
無知ゆえに適切ではなかっただけの話であり、
やはり重箱の隅だと思うからです。

将来的に高橋留美子作品は
相当部分が制限を受けると思うし
民意がそうなったのなら
それに逆らう気はありませんが
その日はなるべく遠い日であってほしいです。

まぁゾーニングされても
入手できるのならばそれでいいと思いますが。

そこから先は性欲の制限とかになってくるので
人類としても、
まだそこまではいかないでしょうし。


えーさて、
「うる星」の Tweet をいろいろ見ていると
結構大きな一大勢力として
“あたラム勢”があります。

身構えられても本意ではないので
先に予防線を張っておくと
批判めいたことを書くつもりはありませんし
そういう意識もありません。

楽しみ方は人それぞれでいいと思いますし
二次創作は既に市民権を得ていますし。


話を続けますと、“あたラム勢”って
現時点でちょっと興味深い存在だなと
思っていまして。

僕の観測範囲の中での話で恐縮ですが、
どうもその方たちが大事にしている
あたるとラムの関係というのが、
恋人同士というよりも夫婦に近いんじゃないかなと
思うのです。

まぁ実際ストーリー中でも既にそうなんですよね。

二人でどこかに出掛けよう、ではなくて
あたるがどこかへ行くと
自動的にラムもついてくる。


安定感のあるカップルということなんでしょうか。
確かに「うる星」は最終回を終えていて、
二人の行く末にはまったく疑問の余地がない。

ある意味で、“もはや恋愛ではない”といえましょう。
言ってみれば
「高木さん」ではなくて「元高木さん」。
恋愛漫画ではなく、いちゃいちゃ漫画。


ただし、あたるが“ツンツン”していることも
“あたラム勢”にはマスト事項のような。

もっとも、この“ツンツン”は
もはや“プレイ”に過ぎないわけですが。

あたるがどんなに意地悪しても
ラムとの関係が破局する心配はない。


令和の世の中になって、
こういういちゃいちゃ漫画も増えていると思います。

しかしその令和にあって
なぜ「うる星」の“あたラム”なのか。
これは興味深いです。


この“あたラム”に近いのは
「ベルばら」なんじゃないかというのが
僕の思うところです。

両者に共通しているのは、ファンタジーなところ。
そしてそれを好きでいることが、
(思想的にも)ファッションになり得るところ。

変な言い方になるかもしれませんが、
自分の生活には累が及ばないというか。
自分の現実における恋愛とは
切り離したところで好きでいられるというか。


だから、いわゆる女性向け漫画に見られるような
「こういうことが自分の身にも起こればいいなぁ」
という楽しみ方とは
ちょっと違う気がするんですよね。


その、切り離しっぷりというのがまさに
エロを含む漫画を楽しむ際のたしなみと
同じような感じがして、
勝手に同胞意識を感じている次第です。

言われて迷惑かもしれませんが
留美ックに惹き付けられたところでの
類友というか。

勝手に言ってろって話ですよね、すみません。
〈おしまい〉