最近話題に上っている“ AI イラスト”、
僕も試してみたいのですが、
持っている端末のスペックが低すぎて
今のところチャレンジするに至っていません。
ですが少し前に web ブラウザの
Microsoft Edge にその機能が実装されまして
さっそく試してみました。
現状では英語しか受け付けないので
入力した文章は
Please draw a woman named Lum from
the comic Urusei Yatsura in an anime style.
(「うる星やつら」というコミックの
ラムという女性をアニメの作風で描いてください)
というもの。
そこから出力された画像は




これらでしたwww
いや誰やねん…。
4枚目、お前それはギャグでやっているのか!?
気を取り直して文章を変えてみることに。
言い回しを少し変え、
また虎縞ビキニを着用、という条件を付けて
Please draw the character Lum from the
work Urusei Yatsura wearing a
tiger-striped bikini in an anime style.
としてみたところ、

というダイヤログが出て
出力はされませんでした。
Microsoft ともなると
まだ一応その辺は気を使ってるのね、と。
実際問題として某イラスト投稿サイトなんかは
AI イラストに浸食されていて、
例えば“ラム”を検索すると
えらいことになってます。
AI イラストってその画風が
ソシャゲイラストにも寄っていて、
個人的には嫌いではないというか
むしろ好きまであるんですが、
ファンアートとして成立してるかっていうと
虎縞ビキニとブーツもちゃんと描けないのに
ファンアートづらされてもな、って感じです。
虎縞ビキニとブーツが描けないから
他の衣装にしてみました、みたいなのも
山ほどあって、
イラストとしてはたいへん秀麗なんですけど
髪の毛が緑でツノがあって、
で? だからなんなん? みたいな。
まぁでもそれって人それぞれの解釈違いであって、
楽しみ方としては
上坂すみれさんのラムコスプレと
あんまり変わらない、っていうか
コスプレを褒めて AI イラストを非難するってのは
ちょっと筋が通らないなと考えたりしました。
☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆
「癌になっても苦しうない!」
「癌になったら苦しいわい!!」
というギャグを思いついてしまいました。
まぁ今のご時世だと不謹慎ですよね。
「うる星」の笑いが古いのかどうかについて
最近考えていて、そんな折に
これを読みまして。
僕も昔のダウンタウンは好きで、
アホアホマンも喜んで見ていましたが
その時、日本のお笑いシーンに
何が起こったのか、ということを
正しく理解したい、という気持ちが
すごくあります。
それって、「うる星」の笑いを受け止める社会が
どう変遷してしまったのか、ということでも
ありますし。
先のギャグですが、
「癌になったら苦しいわい!!」というのを
健康な人が言っても面白くない。
癌の人が言うと面白い。
癌で亡くなった方が言うとたぶんもっと面白い。
教授が闘病で苦しんだことは
webニュースで読みました。
それを茶化すつもりはまったくないし、
そもそも優秀な芸術家を亡くしたことは
たいへん残念なことだと思いますが
そこに笑いとなり得るセンテンスが発生した時に
それが故人を侮辱することになるかっていうと
必ずしもそうではない、と僕は思います。
死を儚んでいるファンの気持ちを刺激する、
そういうこともあるかもしれないけれど
それは死や闘病をネタにすることそのものが
気に障っているのであって、
ギャグの構造に即しているわけではない。
「癌になったら苦しいわい!!」の面白味は
「そうだそうだ!」であり、
「苦しうない」に対しての
「何いっとんねん」です。
つまり構造的には、癌患者側に立っている。
そこを鑑みることなく、
死や闘病ネタ自体をNGとするのは
つまりブラックジョークの否定ということだよなと
僕は考えます。
たとえば、乙武洋匡氏が
しばしばカマす自虐ギャグについて。
僕は乙武洋匡氏のことは好きではないけれど、
あの自虐ギャグは心から「すごいな」と思います。
で、構造からみると
乙武氏が「手も足も出ない」と言った時に
「お前 手ェ無いやないか!」というのが
ダウンタウン以前で、
「手も足も出ない」を聞いて
周りのみんながちょっとうなだれてる感じ、
そのしょぼくれた奴らをフフフと笑うのが
ダウンタウン以後、のような気がするんですよね。
まぁところがこういう構造のギャグって
漫画界ではもっと早くやっていて、
「うる星」でもぱっと思い付くのは

(9-11「生ゴミ、海へ」)とか

(24-2「最後のデート」)とか。
で、こういう構造のシュールなギャグは
今のお笑い・漫画などのエンタメでも
ちゃんと通用していて、
だから僕は、「うる星」のギャグが
古くて令和で通用しないとは
まったく思わないんですよね。
ただ演出とか、間というのはあるかもです。
それこそ、アニオリを発揮させろよ、
という話であって。
今日のところはそんな感じです。

↓こんなのも最近見ました。面白かった。
障害者の自虐ネタは笑ってもいいの!?乙武洋匡と考える【障害者とお笑い】|#アベプラ《アベマで放送中》 - YouTube
〈おしまい〉