もうずいぶん昔、20年ほども前になるんですが
“鉄道模型嫁”という投稿が話題になりました。
コピペとなってあちこちで使われたようですが
釣りだった可能性もあるようで。
とはいえ類似案件は以後も観測されており
世の中ではそういうことが起きている、というのは
少なからず真実なのでしょう。
さて、コレクションといえばエルちゃんであります。

“愛の冷蔵庫”の中に
宇宙のさまざまな“ヒト型”イケメンを
なんと99,999人も冷凍保存してるとのこと。

↑ 面堂に見せびらかしてご満悦なエルちゃん
で、あたるを以てして
「浮気女、尻軽!男の敵!」と言わしめて
いるのですが、それに対してエルちゃんは
「ちょっとした浮気心よ、趣味みたいなものよ
誰にだってあることじゃない、
ハニーだって、鬼の娘と暮らしてたんでしょ?」
と返しております。

あたるとエルちゃんの言い争いは
もっぱら“あたる一筋ではない”ことが
主眼のようですが、
エルちゃんのコレクションには
“拉致監禁”という大問題も含まれているんですよね。
もしかしたらあたるの
「スケールが違う!いや、それ以前に本質が違う!
浮気と呼ぶのもおぞましい、絶対に許せん!!」
というセリフ中の
「本質」「おぞましい」という二つの言葉が
それを指しているのかもしれませんが
どちらかというと
拉致監禁についてはあまり深掘りされておらず。
メタ的には、浮気性のあたるに対比させる形に
したかったでしょうし、
まぁ5~10人の拉致監禁だとリアルだけど
10万人なら完全にギャグで押し通せるでしょ?
みたいな感じなんでしょうか。
でもこれ本当に拉致監禁なんでしょうかね?
面堂は意に反してフリーズされかけてましたが
他の男たちはもしかしたら
“契約”していたのかもしれず。

「エル様の結婚を知って暴動を起こしました」
ということは、結婚でなかったら
暴動は起きなかったのでしょうか?

「さんざん待たされたうえに、むざむざ二号に…」
というセリフもあり、
イケメンたちはある程度エルちゃんとの関係に
納得している節もあります。
基本コールドスリープしていて
たまに起こされてエルちゃんの夜伽をする的な?
他にも何かしらの対価があったかもしれませんし
まぁ本人たちがそれでいいなら
人道的には問題ないのかもしれません。
で、そうやってコンプライアンス的な問題が
棄却されるとすると
イケメンコレクションは浮気かどうか、
という一点が問題になってきますね。
これはもうはっきり
エルちゃんの心持ちひとつなんですが
本人的には浮気の意識はないし
あたるへの気持ちとイケメンへの気持ちは
まったく違うものじゃないか、と思います。
おそらくイケメンへの精神的依存はないだろうし
あたるの代替という気持ちもないでしょう。
性行為があったかどうかは
地球人としては気になってしまうけれども
広い宇宙で考えると
ラブドールと何が違うんや、とも思います。
そういう契約であればね。
そうすると、
冒頭の鉄道模型嫁の話じゃないけれど
「人の趣味に口出しするなよ」ってところに
収束してしまうんじゃないかなぁ。
もちろんエルちゃんとあたるは
まだ恋人関係になっていないし
婚姻もしていないので(明日結婚だけど)
エルちゃんのそういう趣味が嫌であれば
あたるが関係を断つ権利はあります。
でもまぁわりと本気でエルちゃんのそれは、
現代のフィギュア集めと変わらないなと思うのです。
キモい、という評価もあるでしょうが
昭和とは圧倒的に捉えられ方が違う。
40年前の映画公開当時だったら、
アイドルがフィギュア集めを公言してるなんて
絶対に信じてもらえないよな。
ってことは、「オンリー・ユー」の捉えられ方も
また変化しているはずなんですよね。
今の子たちはエルちゃんをどう捉えるんだろうか。
コレクション以前に
「エルってストーカーやん、キモっ。」とか
思われてしまうかもしれんけど。
全然関係ないですが
階段を駆け下りてくるエルちゃんのマントが
なびいて蝶のように羽ばたく絵は
アニメ史に残る名場面だと思うんですよね。

これ、高田明美氏の功績なのか
アニメーターの方なのか
押井氏の功績なのか、よくわからないけど
本当にすごい、美しいシーンだと思います。
絨毯がエンジや深赤でなく
明るい朱色なのもまたいい!
全然関係ないですが2、
「アポカリプスホテルぷすぷすぷす」#4 で
榊原良子さんの名前の読みに言及されていて
wikiでも確認できる通り

「よしこさん」とお読みするらしいんですけど
サンデーグラフィックでは思いっきり

「りょうこ(さん)」とルビが付いておりますなぁ。
まぁサングラ自体めっちゃやっつけ仕事ですが。

↑ やっつけ仕事。ないわー。
〈おしまい〉

「結婚式は明日なのよ!?」