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『怪談!カラ〜ンコロ〜ン女子寮!!』レビュー

 
毎日暑いです。暑過ぎます。

あまりに暑いので『アイスクーラー』か『風鈴樹』
でもやろうかと思ったんですが、
いやいや夏休みも終わろうとしていますし
ここはやっぱり怪談でしょ…。

怪談といいつつ『柳精翁の恐怖!?』ではなく
今回は『怪談!カラ〜ンコロ〜ン女子寮!!』を
取り上げることにします。

こういう機会でもなければ
たぶん見直さないかなって思っちゃって。



原作は『セーラー服よ、こんにちは!』(12-10)。
竜之介が出ない方ですね。

元々原作では、
了子登場後 間もないエピソードであり、
アニメにおいて
『仮面ぶとう会』や『サマークリスマス』、
『花見デスマッチ』を済ませた後では
了子のミステリアスさが失われてしまっていて
話が成立しないのではないか、
という気もしますけれども。


ストーリーは、
あたるがジャリテンに怪談を聞かせて
怖がらせているところから始まります。



あたるの作画が安定していていいですなぁ。
作画監督森山ゆうじ氏。
気負うところのない表情であり、
たいへん好ましい。



あたるの怪談に出てきたのは牡丹灯篭の幽霊。
『井戸の中』(6-9)での響子さんかと思いきや

声が鷲尾さんだし錯乱坊を引き連れているしで
サクラさんということらしいですな。美しい。



濡れ場シーンでの幽霊サクラは全身 色トレス!
アナログのセル画時代によーやるわ……。



錯乱坊が幽霊のお内儀さん役をやっているので
お祓いの坊主役はなぜかメガネがやっていますが
めっちゃ似合ってる…。



幽霊サクラから悪霊たちが噴出するシーンは
アニメーションがとてもリッチで劇場版並みです。
てか、この怪談の部分って
あくまで尺稼ぎの引き伸ばし部分なはずなんですが
タイトルで『カラ〜ンコロ〜ン』が
目立っていることからも、
了子よりも怪談がメインコンテンツなのかも
しれませんねぇ。


ただ怪談やジャリテン要素を重んじるあまり
学園エピソードではなくなり、
展開に無理が生じているところもあります。

あたるは たとえ女性と遊ぶのに忙しくっても
食欲がなくなったりはしないだろうし、

面堂は単身で諸星家を訪ねたりはしないでしょう。



あたるが連れ去られるのを阻止しようとして
殴られ昏倒させられるラム。
すわ撲殺!? と思いきや、次のシーンでは
アホ顔でノビているので一安心。

こういうフォローは嬉しいっすなぁ。



原作にはなかった、
あたるがいろいろしてもらったされたシーン。
しかしキスマークが付くにはキスされんと……。
なんて羨ましい。


あたるを尾行してきたラム達。
ジャリテンはなにかにつけてビビり倒しており、
その度にアニメスタッフにも遊ばれています。



変に怪談との絡みをやらされたせいで
廃墟のように不気味な建物となった
私立清廉女子大学附属女子中学校の女子寮。
それはいいけど、寮要素は全然なかったぞ?
せっかく夜の女子寮にするんならさぁ、
パジャマとかベビードールとか、ほら……。


本来 原作の『セーラー服よ、こんにちは!』は
催眠術にかかっていないあたるが
かかったフリをして
女子中学生たちの玩具役を引き受けるという、
昔のエロコメディのように
変態的な部分がキモなんだけれど、
この『怪談!カラ〜ンコロ〜ン女子寮!!』では
そこはあっさり。

でもまぁA子似の JC 相手に、十分 変態だけどな!



ラストはお決まりの「ちゅどーん!」的なオチ。
あたるへのお仕置きに留まらず、
寮生や了子、面堂も巻き込んで女子寮焼失です。



それもこれも、真夏の怪談でありました……
みたいに締めてるけど、全然オチてないだろ、
ええ加減にせえ!


いやでもホントはちょっとは面白かったです♡


〈おしまい〉