今週は『約束の明日』レビューその6を
執筆する予定でしたが、ブログ内容を変更して
お送りします。
つい先日、JP・日本郵政グループから
『めぞん一刻』のオリジナルグッズの
発売が告知されました。
郊外の書店との謎コラボも開催されていますが
少し前にはマクドナルドのCMにも
登場していたりして
なんだかキナ臭い感じになっております。
アニメ『MAO』が4月4日から
放送開始されるのも邪推に拍車をかけており
観測気球か、
もしくは制作決定したものについて
小出しにジャブを打っているのではないか、
そんな気もしています。
『めぞん』が再アニメ化されるとして
作品に対する情熱を持っていたら
ビジネスとして成功しないと思いますし
ビジネスとして成功させるなら
作品は尊重させられないと思います。
「再アニメ化してくれるだけでありがたい」
などと言う意見とは僕は相容れないのですが
そもそもクオリティ以前に、
事象を積み重ねるタイプの漫画を
令和の今のアニメビジネスで
同じボリューム感で提供できるのか、と
いう疑問もあります。
さて僕は今、
録り溜めたアニメ『アン・シャーリー』を
少しずつ見ています。
一気に見ないのは理由があって
現在、世界名作劇場版の『赤毛のアン』が
再放送されているのですが
新鮮な気持ちで世界名作劇場版を見たいので
そちらで放送したエピソードまでを
『アン・シャーリー』でも
見ているというわけです。
好きになったアニメの原作漫画を買って、
アニメの展開に合わせて読むのと同じですね。
それで驚いたことがあって、
『アン・シャーリー』では
第9話の冒頭でクイーン学院に入学し
同9話のBパート頭で卒業(金メダル及び
エイブリー奨学金のエピソード)をして
しまうんですね。
いくらなんでもそれはなくない?
模擬テストじゃあるまいし。
『めぞん一刻』の話に戻りましょう。
1980年代後半に放送されたTVアニメ版は
全96話でしたが、
再アニメ化するとしたら
8クールもできるはずがありません。
原作366話の『うる星やつら』の
リメイクアニメが4クール46話でしたから
原作161話の『めぞん一刻』が
リメイクアニメ化したとしても
4クールやるわけがない。
いいとこ2クール24話でしょう。
昨今は原作に忠実な作りが評価される流れで
特に小学館は不祥事続きですから
踏み込んだ施策をとるはずがありませんし、
ストーリーは無難に原作に沿うはずです。
原作161話をアニメ24話に詰め込むとすると
アニメ1話あたり、原作6話強。
ということはですね、
五代くんは1話のラストで大学に合格しますね。
『めぞん』には尺をとりたいエピソードも
結構あるんですけど
それらもセリフの短縮とかありつつ
4,5分で済まされちゃうかもしれませんね。
『めぞん』は一つのエピソードが
だいたい6話ぐらいの区切りでできているので
意外にスムーズに進む気もしますが、
14巻後半あたりでは
『出たとこ勝負』(14-6)がアバンで
Cパートが『好きなのに…』(14-11)に
なりそうですなぁ。
「進み方が急すぎる、情緒がない」
という評価になるのは目に見えてます。
ラブシーンがあるから微妙ですけど
NHKの高橋留美子枠だとしたら
『アン・シャーリー』と
似たようなシリーズ構成にしても
制作側では異論は出ないで進んでしまいそう。
まぁ僕的には
音無響子というキャラクターが
現在でも受け入れられるのかというのが
一番の問題点だと思っているのですが…。
アニメ化したい情熱は、
作品に対する情熱とイコールではないしね。
音無響子は“青春の幻影”ということに
しておいたほうがいいと思うけどなぁ。
〈おしまい〉