家人が観ているので、
なんとなくNHKの朝ドラ「らんまん」を
視界の端っこに入れつつ
毎朝の忙しい時間を過ごしているのですが、
先週は神木くんと浜辺美波ちゃんの
祝言のシーンがありました。
綿帽子を見ると、
やはり「めぞん一刻」15巻の表紙を
思い出してしまいます。
そりゃそうと、管理人さんが
五代くんとの結婚式で白無垢を着たのは
どうしてだったんだろう、って
今の僕は考えます。
いやむしろ結婚式さえ何のため?と
思ってしまうのですが、
それは地味婚が普通になった今の世だから
そう思うのかもしれませんね。
まぁただ、そういう令和と昭和という
時代性の違いを考えると余計に、
白無垢というのは違和感がある。
惣一郎さんを「ひっくるめて」いるから
余計に、です。
何のためかって言ったら
五代くん側のご両親のためか、
音無のお義父さんを安心させるためか、
あとは…
主人公である五代くんに、
白無垢の花嫁さんとの結婚式を
体験させてあげるためか
(その場合、そう思ったのは
管理人さんかもしれませんが、
青年漫画の主人公である五代=読者に
それを体験させるためということならば、
そのサービスを画策したのは
漫画制作側ということにもなります)…。
結婚式というシンボリックなイベントがなければ
「めぞん」という長い長い物語は
決着を付けられなかったのかもしれませんが、
どうなんですかねぇ。
今の時代の感性で見ると
たいへんに形式的ではあるなぁ、と思います。
それだけ、令和になって価値観の多様化が
進んだ・許されたということかもしれませんが。
結婚式と祝言の違いは
神前式か、知人達を証人とする式かの
違いだそうです。
「めぞん」の五代くんと管理人さんの場合、
多くの人との関わり合いそのものが
二人を繋いでくれたわけですし、
劇中では二次会だった“茶々丸”という場で
祝言という形をとるのが、
いちばん腑に落ちたのではないか、
という気がします。
まぁ、こんな If/Anotherは
言っても仕方ないことですが。
〈おしまい〉