ぼちぼちと更新していければ

(毎週土曜日中の更新を目指しています)









レビュー・感想

「お雪」のワンシーンを検証する

わりと不機嫌なのである。さすがにこれを肯定するとファンの矜持が保てない。個人的な好き嫌いの問題ではなくて、いい悪いの問題だと思うから理解してもらえるように説明したいと思う。2022年11月17日放送「うる星やつら」「いい日旅立ち/お雪/あたるの引…

山下原画が最高な昭和うる星やつら「怪談!柳のオジジ!!」レビュー

今週はテレビアニメ作品の評価の際の個々の配点のことについてブログを書いたのだがそれを踏まえたうえでもう一つ、アニメ 昭和「うる星」から「怪談!柳のオジジ!!」をレビューしよう。1983年(昭和58年)6月29日に放送されたこの作品は原作「柳精翁の恐…

作品への配点

いやあ、Twitter ヤバいですね。経営方針もさることながらこっち界隈の話では劇場版認証公式に大量に釣られていたのもなかなかに興味深かった。エイプリルフールにいろんな会社が仕掛けるジョーク記事や虚構よりだいぶんレベル低い記事でしたが。先日、とあ…

批評と批判

年をとったせいか争いごとがしんどい。もう結構前から、自分の主義主張を他人に共感してもらうことにあまり価値を置かなくなってきた。まぁこれは自分の生活に支障がない限りにおいて、ではあるけれど。自分が人からどう見えるか、ということに興味がなくな…

作画や演出に見るべきものが。「はっぴーバースデーマイダーリン」レビュー

旧アニメ「うる星やつら」は作画部分で先進的な試みをやっていて、引き合いに出される珠玉のエピソードはいくつもある。そういう、アニメならではのクリエイティブの話ではなく、旧アニメが原作の絵のイメージに近いかどうか、という点について最近思うとこ…

作品のテンポ

令和「うる星やつら」も 2 回の放送を終えました。Twitter のハッシュタグや5 ちゃんねるについてはもはや追い付けていないのですけど、いろんな感想が飛び交っていること自体はぼんやり観察しています。見ていて興味深かったのは“新アニメはテンポが悪い”と…

劇場版「うる星やつら 完結篇」レビューその3

アニメのレビューをここでちゃんと書くのはこれが初めてなんですが、準備に結構時間がかかります。通して見るのはもちろんなのですが原作と見比べながらなのでシーンの並び方が変更されていると何度も行ったり来たりしたりするし、画面を撮るのにも手がかか…

劇場版「うる星やつら 完結篇」レビューその2

※前回のレビューはこちらさて今週も引き続き劇場版「うる星やつら 完結篇」(1988)のレビューを書いていこう。 ラムの実家に送られてきたビデオメールを再生視聴するラムの両親。動画データを、通信ではなくメディアでやり取りするのがもはや新鮮だ。…今で…

劇場版「うる星やつら 完結篇」をレビューする

去る 8 月 25 日にリメイク「うる星」の新情報として弁天の CV が発表になりまして同時に弁天の立ち絵も公開されました。半月前のおユキまではそんなでもなかったのですが、今回の弁天の絵を見てちょっと漠然とした不安に駆られています。今回の「うる星」っ…

名セリフ多し! うる星やつら「白球にかける青春」レビュー

まだ7月ですが暑さ真っ盛り、夏真っ盛りです。こんなにも季節を感じる中、社会は新型コロナの影響でなんとなく停滞していて、いろんなことが気怠いなかでしかし今年は夏の高校野球がしっかり行われているのがなんとなく救いだなぁと思っています。プロ野球は…

なんの成果も!得られませんでした!!「ハッピー・トーク」レビューその2

さて、今回は「ハッピー・トーク」のレビュー2回目です。 母親を探し出してどうするのだ、という浜松。 甘えたい(心を許せる人の元で解放されたい)んじゃないの?という小尾。浜松は、その後の暮らしのことを言っているのに小尾はそこまで考えが回らず比較…

MY CITY も さくらや も、もうないけれど… 「ハッピー・トーク」レビュー【前編】

最近、歌舞伎町の旧コマ劇付近は“トー横”と称されて、何かと騒がしいようです。昔、新宿のゲーセンをあちこち回ってた時期にはよく通りがかってましたが最近はとんと足が向かなくなりました。映画も歌舞伎町では見なくなりましたし。猥雑な雰囲気を肌で感じ…

軒端に揺れる打算… うる星「七夕デート」レビュー

先週は七夕でした。ゾロ目の日なので否応なく認識させられる日ですが、ゆかりの食べ物があるわけでもないし笹を用意するのも現実的じゃないしで、特に何をするでもなく終わっていった感があります。初心い恋からはずいぶん離れてしまったのですが、令和の世…

元都知事のお触りに想起したわけでもないですが。 めぞん一刻「惣一郎さんっ!!」レビュー

先週はぐずついた天気が続いたが来週は雨予報もないようで(東京地方)、梅雨も明けたのではないかという様相だ。 梅雨といえば露子であるが、今回は逆張りで、めぞん一刻「惣一郎さんっ!!」(1-2)をレビューしようと思う。リメイクアニメ「うる星」の余…

カラス女(しのぶ談)と時間旅行! うる星やつら「父よあなたは強かった」レビュー

今年のNHK大河ドラマは三谷幸喜 作の「鎌倉殿の13人」で源頼朝をめぐる北条義時の物語である。折しも物語は頼朝と義経の確執に入っており、菅田将暉の怪演(?)も見どころだ。そういうわけで今週はうる星(3-1)「父よあなたは強かった」をレビューしたい。…

ほんのり桜色… うる星「花見デスマッチ!!」レビュー

桜が見頃を迎えたこの週末の東京は気温が少し低いようだが、新型コロナ対策の“まん延防止等重点措置”が解除されたので花見に繰り出した人も多かろう。とはいえたぶん、飛沫感染を防止するためには桜の木の下での宴席というわけにはいくまい。大勢で賑やかに…

ジョリィと僕とで半分こ! うる星「花より桜もち」レビュー

今日も今日とて何を書こうか考えていたのですが。なんということか、「うる星」にも“桜もち”のエピソード、ありましたわー。完っペキに忘れてた。まぁ、忘れていたのもさもありなん、ではあるんだけど。というわけで「花より桜もち」(31-3)のレビューです…

桜は春の香り… めぞん一刻「桜迷路」レビュー

関東地方はだいぶ暖かくなってきて、近所の桜並木でも、だいぶ蕾が膨らんできた。3月3日のひな祭りの頃から花見のシーズンまでが“桜もち”が出回る時期だが、この“桜もち”という奴、関東と関西で、何を指し示すかが違っている。関東で“桜もち”と呼ばれている…

I'll be back,と言われましても…「腹はらホール」レビュー

ロシアによるウクライナへの侵攻は続いている。戦争の惨禍という状況はもちろん悲しむべき事だが原子力発電所の危機にも象徴されるような、将来への不安もまた心に留めるべき問題だ。日本は食料自給率が低いが、しかしロシアとウクライナからの輸入量はさほ…

努力は報われたのか!? うる星やつら「プリマの星をつかめ」レビュー

先日、某大型掲示板で平野文さんの「好きしてチックン」が話題に上っていたので、「!」とばかりに 押し入れから引っ張り出してみた。 自分ではレアだろうと思っていたんだけれどメルカリの過去出品など見てみると無くはないもんだなぁ、と嘆息ものである。…

鬼の目にも涙、なのか!?「見合いコワし」レビューその4

さて、いよいよ「見合いコワし」(9-7~10)のレビューも大詰めだ。 =その4=の扉絵は印象深い。ラムがリーダーの立ち位置にいること、またその表情が前向きなことが普段のラムにはあまり見られないような気がするのだ。ここには3組のカップルが描かれてい…

ケンカは先手必勝だっけ!?うる星「見合いコワし」レビューその3

※前々回の記事で、リメイク版の放映開始を「開始は4月だというから…」と書きましたがどうやら違うらしいです。すみません。さて、しばらく間が開いてしまったが「見合いコワし」(9-7~10)の続きをやろう。 =その3=の扉はフキダシの台詞付きだ。ユニのこ…

アニメ・リメイク「うる星」のキービジュアルについて

「うる星」リメイクの話もちょっと落ち着いた感がある。開始は4月だというから、今から騒ぎ続けても到底持たないというのもあるかもしれないが、一過性の消費になってはつまらないのでぜひ、よりよい制作者と視聴者の関係を築き上げてほしいものである。さて…

読者参加型企画の名作!? うる星「見合いコワし」レビューその2

さて今週はうる星「見合いコワし」(9-7~10)のレビューの2回目だ。 表紙のラムは劇場版「地球へ・・・」のオマージュだろうか。テンのおまるロケットの後ろ姿は劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のヤマトのようでもある。そういえばテンとあたる…

素晴らしき宇宙旅行!! うる星「見合いコワし」レビューその1

つい最近の日本の話題として衣料品大手のZOZO創業者・前澤友作氏が自費で宇宙旅行を実行した、というのがあった。そういえば私はこの2021年冬アニメで「月とライカと吸血姫」というのを視聴しておりまして。イリナが過酷な訓練を行ったのに比べて前澤氏はそ…

なりそこないの目にも涙…「人魚は笑わない」レビュー後編

今週は、「人魚は笑わない」レビューの後編だ。 登場していきなり湧太に攻撃される“なりそこない”。前編、姿を現したときに“涙目”だったので “なり損ねてしまった悲哀”みたいなものをたずさえて登場か?と思ったのに後編ではただのモンスター扱いである。※雑…

記憶があるからむしろリーディング・シュタイナー?「人魚は笑わない」レビュー

さて、そろそろやるか……「人魚」を。人魚は大作なのでそううかうかと取り上げるわけにもと思ってなんとなく避けてきたのだが、漫画・アニメの「チート転生」「死に戻り」ブームがあるうちに取り上げておいたほうがよさそうなのでここいらで腰を上げることに…

メタ構造のエピソード うる星「あたるの引退」レビュー

この10月4日、総裁任期満了ということで菅総理大臣また菅内閣は総辞職となった。後任には自民党総裁選挙を勝ち抜いた岸田氏が就任することとなる。子どもの頃や若い時は、与党の総裁が総理大臣になる、という構造もよくわかっていなかったし、総理大臣がなん…

引き裂かれた二人!? うる星「愛の行方」レビュー

梨の季節である。以前は二十世紀梨が比較的容易に手に入るところに住んでいたのだが、現在住んでいる東京ではほとんど店頭に並ばない。「うる星」にも梨の話があってどんだけネタに困ってたんだよって感じだが、まぁそれはいいとして「愛の行方」(20-3)の…

バンド解散の危機!?「宝塚への招待」レビュー(後編)

さてさっそく続きを始めよう。「宝塚への招待」レビューの2回目だ。 亜月くんはなんでカッコつけてるんだ?“憑依”などの心霊現象をバカにしている、と見るのが妥当ではあるが、寺まで来ておきながら自分だけ座らないのが解せない。真彦に対する反感もあるの…