ぼちぼちと更新していければ

(毎週土曜日中の更新を目指しています)









レビュー・感想

記憶があるからむしろリーディング・シュタイナー?「人魚は笑わない」レビュー

さて、そろそろやるか……「人魚」を。人魚は大作なのでそううかうかと取り上げるわけにもと思ってなんとなく避けてきたのだが、漫画・アニメの「チート転生」「死に戻り」ブームがあるうちに取り上げておいたほうがよさそうなのでここいらで腰を上げることに…

メタ構造のエピソード うる星「あたるの引退」レビュー

この10月4日、総裁任期満了ということで菅総理大臣また菅内閣は総辞職となった。後任には自民党総裁選挙を勝ち抜いた岸田氏が就任することとなる。子どもの頃や若い時は、与党の総裁が総理大臣になる、という構造もよくわかっていなかったし、総理大臣がなん…

引き裂かれた二人!? うる星「愛の行方」レビュー

梨の季節である。以前は二十世紀梨が比較的容易に手に入るところに住んでいたのだが、現在住んでいる東京ではほとんど店頭に並ばない。「うる星」にも梨の話があってどんだけネタに困ってたんだよって感じだが、まぁそれはいいとして「愛の行方」(20-3)の…

バンド解散の危機!?「宝塚への招待」レビュー(後編)

さてさっそく続きを始めよう。「宝塚への招待」レビューの2回目だ。 亜月くんはなんでカッコつけてるんだ?“憑依”などの心霊現象をバカにしている、と見るのが妥当ではあるが、寺まで来ておきながら自分だけ座らないのが解せない。真彦に対する反感もあるの…

すみれの花咲く頃…「宝塚への招待」レビュー(前編)

今期見ているアニメの中に「かげきしょうじょ!!」というのがある。以前からスポ根は好きなほうなので、「かげきしょうじょ!!」も女子たちが頑張っている姿がたいへん好ましい。彼女らは“歌劇”の世界を目指していて、物語中ではそれは「紅華歌劇」とされ…

台風シーズン到来! うる星「台風は楽し」レビュー

この週末は台風10号が接近する予定である。当初3つの台風がフォーメーションを組んでオリンピックを蹂躙しにやってくるといわれていたが、そこまでひどいことにはならなさそうだ。台風10号は、規模としてもさほど大きくはなさそうで、しかし夏季休暇に入る前…

暑中お見舞い! うる星「風鈴樹の音色」レビュー

夏なので連日暑い。オリンピックに配慮してか猛暑の報道はあまりないが、ここ一週間は雨だった日を除いて、ずっと最高気温30度越えだ。今日は35度まで上がるらしい。平日に会社の社屋で過ごす就業中は夏の暑さを意識することはあまりないが、週末自宅にいる…

土用の丑の日を前に・うる星「テンちゃん宙に浮く!?」レビュー

さて、三日後は“土用の丑の日”である。しかしネット民の皆さんならご承知のように絶滅が危惧されるウナギであり、にも拘らず将来性を考慮しない消費が繰り返されている日本のウナギ事情から、土用の丑の日にウナギを食べる、という行為が大手を振ってやるに…

『これで、完璧なのよ』めぞん「夏色の風と」レビュー

関東甲信越地方は昨日梅雨明けが宣言された。今日は気持ちのいい夏空だ。だがしかし東京は緊急事態宣言真っ只中で、昨年に引き続き、今年もプール遊びは見込めないし近県での海水浴も楽しめそうにない。せめて広い青空を満喫したいものだが越境しての旅行も…

バカ野郎そいつがあたるだ!!「面堂兄妹!!=その2=」レビュー

何週かに渡って取り上げている「面堂兄妹!!」、今週はアクションの冴える“ロミジュリごっこ” 部分だ。 雷を前フリに現れたラム。ヒロインAの登場だ。この絵が素晴らしい。左手の位置がいい。手のメガホンであれば両手が口元に来るが、顔を隠さないために左…

ホームドラマ的な面白さ 「面堂兄妹!!=その2=」レビュー

さて今週は「面堂兄妹!!=その2=」のレビューだ。了子はいろいろ催し物を企画するが、今回のエピソードが読みやすいのは、何かのイベントにロミジュリが内包されているのではなく、ロミジュリそのものがテーマなため、そもそものまとまりがよい/消化し…

牛の歩みは遅うございますからな~。うる星「面堂兄妹!!」レビューその2

さて前回に続いて「面堂兄妹!!」(12-8)のレビューをしていこうと思う。 了子のガイコツマスクを幽霊騒ぎにして2P以上にわたって引っ張るのは、いくらなんでも大げさすぎるのだが、牛車で妖怪というと「朧車」というのがたいへんメジャーらしい。「朧車」…

どさくさ紛れに何やっとんじゃ!「戦国生徒会」レビュー

さて「戦国生徒会」の後編はななこ の怒り顔から。 留美ック初期に多用(?)されたこの作画、「戦国生徒会」が掲載された時期にはあまり描かれなくなっていたように思う。往年のギャグ漫画を彷彿させるステロタイプの作画だが、ちょっとほっとするような、…

ノンポリ真田くん奮闘記!「戦国生徒会」レビュー

このところ連載長編のレビューが続いていたので今日は「戦国生徒会」を取り上げます。1回でまとめるのは無理かな~。「戦国生徒会」というタイトルは角川映画「戦国自衛隊」からのインスピレーション、というのは疑いのないところだろう。 掲載誌の表紙を飾…

GO TO !? うる星やつら「幼児たちよ、大志を抱け!!」レビュー

先週は「ああ、子どもの日は恐怖じゃ!」をレビューしたので、今週はその後編のうる星「幼児たちよ、大志を抱け!!」(9-1)を取り上げようと思う。しかしほんとにアニメの方(「秋の空から金太郎!」と「たくましく生きるんやっ!」)はひどかった。“おバ…

自粛中でしたが子供の日だったので! うる星「ああ、子どもの日は恐怖じゃ!」レビュー

先日、ちょっとした調べ物で「笑う標的」をネット検索したのだけれど、漫画家の きたがわ翔さんが、「笑う標的」と諸星大二郎氏の作品の共通点などをブログで書いていらっしゃるのを発見した。諸星大二郎作品は、留美ックファンなら押さえておくべき必須科目…

ギャグが冴える!うる星やつら「コートに消える恋」レビュー

先週の「コートの中では泣かないわ」レビューに引き続き、素敵な夏子パイセンが活躍する「コートに消える恋」(6-3)を取り上げる。 扉絵は二重人格を表したかのような夏子。右の夏子が面堂の写真を抱えているのが今見ると興味深い。そう、この回は夏子回だ…

燃えろいい女 うる星やつら「コートの中では泣かないわ」レビュー

先週、少し取り上げたのだけれどもペラペラめくってみたら結構面白かったので今週は夏子先輩が活躍する、「コートの中では泣かないわ」(6-2)を取り上げようと思う。二話にわたったエピソードなので、少し長くなりそうだ。このエピソードが掲載されたコミッ…

“ループもの”として読む うる星「忘年会じゃあ!」レビュー

2020年秋から2クールで「STEINS;GATE」の再放送をやっていて、下の子と一緒に楽しく見ていた。「STEINS;GATE」はいわゆる「ループもの」で、「魔法少女まどか☆マギカ」あたりと並べて語られることが多いけれど、その文脈で「ビューティフル・ドリーマー」(19…

うる星やつら「馬と令嬢」レビュー

webにアクセスしている人ならだいたいご存じだと思うけれども、「ウマ娘」というソーシャルゲームが流行っていて、御多分に漏れず僕もやっている。とはいえ1回のプレイ時間が結構長くて、平日は育成を一周やるのが関の山だ。ストーリーのテキストを読んでい…

「うる星」におけるルッキズムについて

東京オリンピック・パラリンピックの開会式/閉会式の演出でタレントの容姿を侮辱した演出案を検討していたとの案件で、式典の演出責任者が辞任した。豚は時に愛嬌ある動物として愛されていて、例えば「SING」のロジータはすごく魅力的だ。ロジータを演じた…

なぜ描かないのだい?「けもの24時間」レビュー

今週は何を書こうかと朝から虚空を見上げているのだが取り上げたいエピソードを思いつかない。時事ネタもピンとくるものがないし。ネットをブラブラしながらではあるが、かれこれ4時間ばかりもこうしていていい加減疲れてきた。今からではボリュームのある作…

「O~、島ですぅ~」うる星やつら「タヌキが“ツルの恩返し”」レビュー

声優の菅谷政子さんがお亡くなりになりまして。出﨑・杉野コンビの「エース」はマイフェイバリットだったので残念です。 アニメ「うる星」に出演した声優さんの中にも訃報を耳にすることがたまにありますがキャラの死のようにも感じてしまい、心にずっしりき…

“桃の花 梅の花には咲きません” うる星やつら「桃の花歌合戦」レビュー

2月もそろそろ終わりに近づき、梅の花が満開に咲いている。僕は花粉症持ちなのだが、その薬の副作用もあって、なんだか眠たい日々だ。春に眠たいといえばうる星3-7「春のうららの落第教室」なのだがあの話で咲いてるのは桜である。今年の桜の開花はもうちょ…

あの人は元スピードスケート選手。 めぞん一刻「リンクに賭けろ!」レビュー

ここのところ報道を賑わせているニュース。「ガラスの崖」なんて言葉があるんだねぇ。なんというか漫画よりもドタバタしてますなぁ。これで五輪がもしも(本当の意味で)成功したら「小説より奇なり」過ぎるけれどどうなんだろうか。 留美ック作品でスケート…

今年のバレンタインは日曜日だから! うる星やつら「惑わじのバレンタイン!!」レビュー

えー、明日はバレンタインデーなので、それに沿った作品のレビューをしようと思う。PV数を気にしているわけじゃないけれど、時事ネタを絡めると連想がすすんで文章書きが楽なのだ。 まずはこのエピソードのタイトルだが、「惑わし」ではなく「惑わじ」である…

「犬で悪いか!!」レビューその3

さて、「犬で悪いか!!」レビューも今回で最終回。話は主に(試合ではなく)志郎と桃子のラブロマンスに絞られる。 ペットショップだというのに犬猫の鳴き声一つせず、バットの打音だけが響いている。本当にペット売ってるのか?空のようなケージが目立つが…

「犬で悪いか!!」レビューその2 「廃部!」

さて、「登校前の転校生との絡み」が済んだところで舞台は学校へ。テンプレ通りに転校生との再会となったわけだが 高校名が今一高校って、今一なのはボクシング部だけじゃなくて高校全体に渡るってことですかね。学力的にもですかね。桃子もですかね。 学校…

マキマさんの犬になりたい~「犬で悪いか!!」レビュー

取ってつけたような題材ですが。タイトルの「マキマさんの~」は漫画「チェンソーマン」より。この度のアニメ化は喜ばしいけど、最終話までやらんと成り立たなさそうで、そうすると結構長いよね。高橋留美子作品で犬といえば惣一郎だけど、犬娘といえば九条…

「われら顔面仲間」レビューその5

「顔面仲間」についてのレビューはPV数がわりと地味である。さもありなん。書いているほうも気楽でいいのだけれど、いつまでもそうしているわけにもいかない、というのも自覚はしている。ただ、もうこの先「顔面仲間」をレビューする機会は永遠にないだろう…